脂肪腫用語集 脂肪腫(しぼうしゅ)の症例写真

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2013年05月06日

脂肪腫用語集1

・病理組織学的には成熟した脂肪細胞からなり、一見正常脂肪組織と
 区別がつきにくいですが、細胞は多少大きさ、形状に不同があり、
 正常よりやや大きいとされます

 薄い結合組織性の被膜があり、結合組織性の隔壁により小葉に
 分かれています

 血管成分が多いものは、血管脂肪腫と称され、最大径が
 1〜2センチと小ぶりで、しばしば多発します

・脂肪腫の手術は局部麻酔を注射した上で行うことが多いです

 しかし、脂肪腫が大きく、大量の局部麻酔が必要だと
 考えられる場合、脂肪腫が筋肉の奥から発生し、
 治療が容易でない場合は局部麻酔でなく、入院のうえ全身麻酔
 または腰椎麻酔が必要となります

・筋肉内に発生する脂肪腫で増殖している脂肪細胞にはまったく
 異型はありませんがその発育形態が通常の脂肪腫と異なり
 境界明瞭な腫瘤は形成せず、筋肉の中に浸潤するように
 発育していきます

・腎にできる病変のうち、腎臓癌と区別しなければならないもの
 として、腎嚢胞と腎血管筋脂肪腫があります

 もちろんまれなものは他にもいくつかありますが、
 この2つが代表的です

 どちらも良性で、ほとんどは経過観察ですみます
タグ:脂肪腫
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脂肪腫用語集2

・体の脂肪は、色々な形で体の表に現れてくるものです

 粉瘤はアテロームとも呼ばれる皮膚腫瘍の一種で、
 体のどの部分にも発生する凝固した脂肪分です

 粉瘤は誰でも一生の間に1個くらいはできるのではと思えるほど
 発生頻度の高い腫瘍です

 粉瘤という脂肪の塊は悪性ではないので、
 どうしても切除しなければいけないものではありません

・脂肪腫の症状が軽い場合は日帰りによる手術も可能で、
 治療の難易度が増すにつれて入院日数が必要になってきます


・成熟した脂肪細胞には増殖能はありませんが、成人になっても、
 脂肪細胞へと分化しうる未分化の細胞が毛細血管の周囲には
 至るところで残っており、脂肪細胞の供給源になっていると
 考えられています

 腫瘍性増殖は、このような未分化の細胞に何らかの異常が
 生じたものと想定されますが、その機序(仕組み)については
 明らかではありません

 しかし、脂肪腫の80%近くに何らかの染色体異常が
 見いだされているので、これらの染色体異常によって導かれた
 遺伝子異常が脂肪細胞への分化と増殖に関わっているものと
 推測されます
タグ:脂肪腫
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脂肪腫用語集3

・病理組織学的には高分化型では良性の脂肪腫との鑑別が、
 粘液型、多形型では悪性線維性組織球腫との鑑別が困難な
 場合があります


 治療は高分化型以外は化学療法の後に腫瘍広範切除術を行います

 単純に切除してしまった後にこの腫瘍であることが判明した
 場合には、再発をきたしやすいので、速やかに専門医で手術を
 もう一度行う(切り足す)追加広範切除を受けることが必要です

・発生部位は肉腫の種類により違い、脂肪肉腫と
 悪性線維性組織球腫は大腿に多く、滑膜肉腫は関節の近くに
 発生します

・脂肪腫は痛みを生じませんし、たいていは良性です

 しかし、ごく稀に悪性の脂肪肉腫となる可能性があるので
 発生病理検査が必要です

 検査は臨床症状と、画像検査で行います

・脂肪腫は皮膚の下に生じるなめらかなしこりで、軟らかい
 こぶのように感じられます

 硬くはありませんが、しっかりと中身が詰まったような感触が
 あります

 脂肪腫の上の皮膚には異常はみられません

・CiNii - 大腸脂肪腫と肝内胆管癌を併存した肝脂肪腫の1例
 http://ci.nii.ac.jp/naid/110001310174/
タグ:脂肪腫
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脂肪腫用語集4

・血管脂肪腫は、良性の腫瘍で皮下組織にでき、多発することが
 多いです


・CiNii - 533 脂肪腫症に合併した腹部脂肪肉腫の1例
 http://ci.nii.ac.jp/naid/110001308540/

・脂肪腫は、皮下に発生する軟部組織の腫瘍の中では最も多く
 みられる良性の腫瘍です

 脂肪腫には、皮下組織に見られる浅在性脂肪腫と、筋膜下、
 筋肉内、筋肉間に見られる深在性脂肪腫があります

・CiNii - 脳梁欠損部脂肪腫の1手術例 : CT scann 像
 http://ci.nii.ac.jp/naid/110002282289/

・肝胆道疾患には、原発性胆汁性肝硬変、特発性肝硬変、
 肝炎(C型急性肝炎、慢性活動性肝炎、アルコール性肝炎)、
 胆管周囲炎、脂肪肝、脂肪肉芽腫があります

・CiNii - 脂肪芽腫(lipoblastoma)の1例
 http://ci.nii.ac.jp/naid/110001425248/

・CiNii - 肩甲部に発生した褐色脂肪腫の1例
 http://ci.nii.ac.jp/naid/110001221991/

・肝臓の良性の上皮性腫瘍には肝細胞腺腫、胆管嚢胞腺腫、
 胆管細胞腺腫などがありますがまれな疾患です

 また非上皮性腫瘍としては、血管腫、血管筋脂肪腫、
 類上血管内皮腫などがあります

 これらは肝細胞癌など悪性疾患との鑑別が問題になることが
 あります
タグ:脂肪腫
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脂肪腫用語集5

・病理組織学的には成熟した脂肪細胞からなり、一見、
 正常脂肪組織と区別がつきにくいですが、細胞は正常より
 やや大きいとされます

 外から触れても境目がわかりにくい場合がありますが、
 脂肪腫自体は、薄い被膜をかぶり、境界は比較的はっきりと
 しています

・小児脊髄脂肪腫の手術目的は,脊髄係留の解除および脂肪腫の
 可及的切除にあります


 下肢運動・排尿機能温存のために、術中神経生理学的手技は
 不可欠です

・黄色脂肪腫について
 http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/biyo/148695780503662.html

・犬の脂肪腫は、主に腹部や胸部、内股などの皮膚に、
 脂肪のかたまりのような腫瘍ができる病気で、
 老犬に多くみられます

 良性なので害を与えることはありませんが、
 脂肪腫の発生部位によっては、歩き方に異常が現れることが
 あります
タグ:脂肪腫
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脂肪腫用語集6

・脂肪腫は、どこの部位にも現れますが、頸部(けいぶ)、肩甲部、
 上腕、背部、大腿などが好発部位です


 通常の脂肪腫は自覚症状がなく、ゆっくり増大する
 軟らかなしこりです

 痛みを感じるものは血管脂肪腫といい、脂肪腫の特殊なタイプです

・初めは見た目の変化はなく、触ると皮膚の下に軟らかいしこりを
 触れるだけです

 徐々に大きくなり、やがて隆起するようになると、
 体の輪郭を乱すようになります

 しかし、皮膚の表面には異常はありません

 肥満者に多く、体重が急に増える時に大きくなりやすいのですが、
 飢餓(きが)時に皮下脂肪が減っても、脂肪腫は小さくはなりません
タグ:脂肪腫
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脂肪腫用語集7

・脂肪腫であると診断されれば、見た目の問題だけですので切除する
 必要はありません


 しかし、腫瘍は自然に消滅することはありません

 脂肪腫も例外ではありません

 そのため、見た目が気になる場合は手術する必要があります

・ただし、部位によってはふくらみよりも、術後の瘢痕のほうが
 問題となることがありますので、
 よく考えた上で手術を行う必要があります

 できるだけ早期に抜糸するなどの方法で、術後瘢痕に対応します

・また、画像診断で完全に脂肪腫であると言い切ることはできません

 ですので、完全に病理診断をつけることを希望される場合も、
 手術が必要となります
タグ:脂肪腫
posted by スマイル at 20:43| 脂肪腫用語集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする




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